このページは、コンベンションパンフレットの執筆規定が書かれたものです。編集者の手間の軽減のため、この規定に違反した文書は書き直しをお願いしたり、最悪の場合不採用となりますので、お気をつけください。
文章の書式
パンフレットに記載する文章の書式については、「外部に公表するものであること」「印刷物として発行すること」などの理由により、細かな規則があります。
1. 全角か半角か
半角カタカナを使用しないでください。字を詰めたい場合には、もっと見栄えの良い別の方法があります。
逆に、英文字と数字は必ず半角にしてください。全角を使ってはいけません。全角英数字は本来、縦書きの文書にのみ使うものです。パンフレットは横書きですので、これらは使いません。
記号に関しては、下記3、5を参照してください。
2. 機種依存文字の扱い 変更
以前はMLでやりとりをしていたため、メイルに書くと文字化けなどを起こす文字の使用を禁じていました。今回はファイルを添付していただくので、そのような心配はありません。
たとえばローマ数字(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)、丸つき数字(①、②、③)などを以前は禁じていましたが、今回は使用可能とします。
3. 文字の代用は行わない
文字を出すのが面倒だからといって、似た形の文字で代用してはいけません。知らずに間違った使い方をしている場合もあるでしょうから、例を挙げておきます。
正しい使い方の例
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間違った使い方の例
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---|---|
ー(長音) | -(マイナスで代用) |
“~”(引用符の前半) | ”~”(引用符の後半に使う記号で代用) |
…(三点リード) | ・・・(中黒3つで代用) |
〈~〉(山型のかっこ) | <~>(数学の不等号記号で代用) |
また、全角と半角の適切な使い分けもしてください。たとえば、日本語文中でかっこを使用する場合は全角を、欧文中の場合は半角を使います。これは、クエスチョンマーク「?」やコロン「:」、スラッシュ「/」なども同じです。(ただし、かぎ括弧の半角文字は機種依存文字ですので、絶対に使用しないでください。)
4. 句読点
日本語文中では「、」「。」で統一します。
5. クエスチョンマークとエクスクラメーションマーク
日本語文中で「?」「!」を使う場合は原則として全角を使うことはすでに3.で述べましたが、それらの記号で文を終える場合、次の文が始まるまえに全角のスペースを挿入してください。
よい例: ……だろうか? それはその通りだろう。
悪い例: ……だろうか?それはその通りだろう。
6. 不要な改行は入れない
たとえば、「18文字×5行を目安に」という指示がある場合でも、文の途中なのに18字ごとに改行を入れるようなことはしないでください。ただし、どうしても強制改行したい場合はかまいません(たとえば詩のような雰囲気を出したいときなど)。
7. その他書式の指示
ルビを入れたり太字にしたりするなどの装飾が可能です。
ルビ、太字、斜体、大まかな書体の指定(明朝体、ゴシック体など)、文字サイズ変更、揃え(左、中央、右、均等など)は可能でしょう。
指定 | 表示 |
---|---|
ルビ | ViOLENCE |
太字 | PC①:推奨・ウォーリア |
斜体 | ヘイストの呪文 |
書体指定(明朝の例) | 王女暗殺計画 |
文字サイズ変更(非推奨) | 今イチ…… |
中央揃え |
「この世の果て」
~The end of the World~ |
右揃え |
父より
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書式の指示をしたい場合は、Wordのコメント機能を使用して記載してください。ちなみにWord2003の場合、挿入→コメントとすればOKです。
機能が使用できない場合(やり方がわからない、Wordを使用していないなど)は、書式指示がきちんと伝わるよう明確に記載してください。基本的には指示したい文字の直後にかっこ書きで書くとよいでしょう。そのやり方でわかりにくくなる場合には、文末に指示してください。
1) 直後に指示する例
永久(ルビ:とわ)の絆
2) 文末に指示する例
「マスターから一言」の中の「◆PC①」などの行はゴシック体太字でお願いします。
なお、編集担当の2名はプロですから、その腕とセンスに任せるのもひとつの手です。
文章の書き方について
1. 推敲と校正
提出前に必ず推敲と校正をしてください。編集側でも実施しますが、コンベンションのマスター原稿はかなりの量になりますから、その手間は相当のものになります。あらかじめ各人がベストを尽くした上での原稿を提出し、少しでも編集者の手間を減らしましょう。
2. 顔文字ほか
書体の問題など、印刷物に顔文字やアスキーアートなどはそぐわないため使用しないでください。また、状況にもよりますが「(笑)」なども往々にして不格好になってしまうことが多いので、やめておいた方が無難です。